悲劇の巻
とあるさわやかな日曜日の朝、宮久保氏が50ccの隊員用バイクで機嫌良く訪ねてきた。
”あ、ごめん。社長が来てるから駄目なんだ。でもちょっとよってきなよ。”
”じゃ気ーつけて”
ポートモレスビー郊外のアトラスベイというところに通じる道で通りがかりに強盗の巻き添えに遭ったらしい。
強盗はすでに男女3人の白人の車を襲い拉致したまま逃走をしようとしていたところに偶然行きあわせてしまったようだ。
この車に追突され倒れたところを彼もまた拉致されてしまった。
半日以上の間彼らは拉致され、もちろん女性はレイプされ男の彼も素っ裸にされ殴る蹴るの暴行を受けた。
暴行の際にライフルの銃座で頭を殴られかなりの怪我をしたため、日本に戻り頭の検査を受けたようだ。
それまでは強盗などの被害はあってもこれほどの傷害事件になることがなかったため警察でも大きく 取り上げられ、その後夜間外出禁止令が発令された。
検査後、PNGに戻った彼は何を考えているのか任期延長までした。
そして、数年のメキシコ生活を終え、またパプアニューギニアに戻ってきている。
あのときの打ち所がよっぽど悪かったのか、いまだにパプアニューギニアで 過ごしている。おかげで私にとってはおかかえのパソコンのシステムエンジニア として重宝しているが、ありがたいことだ。
それにしてもそこまでパプアニューギニアが気に入っているのか・・・。