ミリンベイ州トロブリアンド諸島キリウィナ島



この島は、白人たちの間で”愛の島、ラブ・アイランド”などと噂されているらしい。 首都ポートモレスビーから東北東にセスナで約1時間半ほどいった南太平洋上にポッカリ浮かぶ小さな平べったい島である。 島には産業らしいものは何一つなく、昔と変わりのない生活を強いられている、逆に昔ながらの伝統文化を今に残した生活をしている島、とも言えるだろう。

文化人類学の父と呼ばれているマリノウスキーという文化人類学者が、第一次大戦前ひょんな事からこの島に取り残され、否応無しにはじめた調査が、現在の文化人類学で言うフィールドワーク(現地調査)と言うことらしい。
マリノウスキーの論文を以前はみなが賞賛していたようだが、時代が移るにつれ、彼のものの見方は植民地主義者の見方だ、とか色々言われ調査内容自体はあまり褒め称えられなくなってきているようだ。

この島の特色は、クラ交易と呼ばれる昔ながらの交易習慣を残していること、ヤム芋の収穫祭、ミラマラ、等々色々な昔ながらの習慣を今に残していると言うことだろうか。
このヤム芋の収穫祭の時期をみて、白人達は”LOVE ISLAND”と呼ぶのであろう。 確かにこの時期、島の中ではいたるところでトラディッショナルドレスでの収穫作業が行われており、こちらがその気になれば・・・・と言う感は免れないが・・・・。 日本で言うところのコギャルあたりがトップレスのトラディッショナルドレスでホテルの前を行来しているし、学校では学芸会のような催しで民族衣装での踊りを披露している。
また、ヤム芋の収穫祭の踊り手達は未婚の女性と言うことになっているので一見の価値はあるだろう。

何度かキリウィナ島にいったが、総勢200名近くの踊りのグループによるヤム芋の収穫祭は圧巻であった。
この際には、現地の友人から、気を付けろ、気を付けろ、としつこいほどに忠告をされたが、幸か不幸か女の子達に襲われることはなかった。
後に聞いた話だが、ドイツ人の観光客が、一人道を歩いていたら、数名の少女達に取り囲まれ身包み剥がれた上哀れにも強姦され、瀕死の状態で警察に助けを求めたらしい。 誠にもって、羨ましい限りである。

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